主催者が先に帰りやがるオフ会
2010.10.16 Saturday | よんなん的日常
早大鉄研の1学年後輩(=ヒロスエの同学年)でフリーライター、小林拓矢君が主催する「ロスジェネ飲み会」とやらに顔を出してきました。
(しかも彼はヒロスエと同じ教育学部!!)
「ロスジェネ=ロストジェネレーション=失われた世代」って、要は、就職氷河期に大学を卒業した世代のことです。
……なんでもカタカナ書きにすればいいってもんじゃねぇぞこのやろう(この言葉を最初に使ったのは朝日新聞)、とは思うものの、
1)「名前さえ書ければ入れる」ような大学が増えた(=大学進学率の上昇)
2)でも、企業側は大卒の新卒一括採用枠をさほど増やしていない
3)既卒採用は「正社員経験者」を条件とする会社が多い(らしい)
4)おまけに不景気
という現代の状況下で、新卒一括採用の枠に漏れてしまった方々には、もはや「契約社員」「派遣社員」「フリーター」「ニート」という道しか残されていない(らしい)現実があります。
#正社員登用制度がある契約社員に一度なってみるなど、やり方はあると思うんですけども。
鉄道会社のように、それまで「大卒=総合職」だったものを、高卒・専門学校卒でしか採用していなかった現業職を大卒にも門戸を広げて募集する業界もありますが、世間全体では上に書いたような環境なのだそうです。
そういえば国家公務員試験は、III種は22歳以上(≒大卒)だと逆に受験資格を失うように制度が変わりましたね。……I種・II種にあぶれた大卒が本来高卒枠のはずのIII種になだれ込んでくるからだとか。
#7年前の就職活動で私が受けた某大手電鉄の方からは、大学進学率が上昇して高卒だけでは必要人数を確保できない……とうかがったんですけども。
鉄道会社の中でも特に門戸の広げ方が顕著な(気がする)JR東日本は、ついに「プロフェッショナル採用(=鉄道事業職採用)」の応募資格を大学院卒にまで広げましたよ……。。。
むかし、国鉄で「学士」(=四大卒 or 鉄道学園の大学課程卒)といえば、本社採用のキャリア組を意味したそうですが、ついに「学士」はおろか「修士」「博士」にも、「新幹線ひかり号コース」(←出世の速さ)に乗るのを最初からあきらめる、という選択肢があるご時勢なのです。
ちなみに私の勤務先は本社採用枠が広すぎて、本社採用者が将来納まりたいと自分勝手に妄想するようなポストの数を、そもそも会社が用意してません。
(=確実に漏れる人が出るどころか、支社採用者でもがんばれば席をぶん取れる現実!=たぶん自分は漏れる側の人)
#だから、私の勤務先では「総合『職』」(=採用時点で将来ふさわしい職を保障している)ではなく「○○『採用』」(=他の採用枠と区別されるのは採用時点だけ)と呼んでいるのです。。。
なぜか2012年4月採用の採用活動では「○○採用(総合職)」などと「職」という名前を復活させちゃって、何のために当時の人事部の担当課長が名前変えたんだ! といったところですが、プライドだけが高いタチの悪い大卒はともかく、人格・実力も伴った「まさに欲しい」学生までが勤務先を受けてくれなくなった=一定の採用レベルを確保できなくなったのでしょう。
「会社を見る目」のある学生にしてみれば、その程度の志望レベルにしか設定されていない会社、というわけで……そして、その「見る目」は的を射ていると私は思いますよ。(マジで)
そんな私に「大卒はいいよなー」なんてクダまいてもムダですから!!>私信
それはさておき小林君は、「早稲田大学卒」というプライドが許さなかったのかどうか知ったこっちゃありませんが、「職を選びすぎて」新卒での就職に失敗し、「フリーライター」という肩書きで現在活躍しています。
……本の著作こそないとはいえ一応、「週刊東洋経済」などに署名記事の執筆歴があるので、箸にも棒にも引っかからない「自称フリーライター」とはワケが違います……とひとまず先輩としてフォローしておきます。
とはいえ、彼の同期が全員就職できなかったのかといえば、ちゃんと公務員や正社員の職を得ている人もいるわけで、リアル小林君を実際に知る者として当時の小泉政権が掲げた「小さな政府=自己責任」をまったく否定はしません。(冗談抜きにマジですぞ小林君!)
さて、前置きは長くなりましたが、実質的に「小林拓矢ブログのオフ会」です。
で、私が彼のブログを読み始めたきっかけは単に「早大鉄研の後輩だから」というだけで、他の人はどんな人が読んでいるのか気になっていました。……いくら週刊誌に署名記事が載ったからといって、ライター名を探してブログを読み始めたくなるほどの記事・そしてブログ内容ではありませんし、、、
そして自己紹介で職業が「正社員」だったのは早大鉄研出身の2人だけで、残りは全員が(自称)「フリーライター」とか「評論家」とか「ルポライター」とか「これから就職活動を始める芸術系大学(=ツブシがきかない)の学生」でした。……要は、同業者や同業になりそうな人が読んでいるだけだったわけですね。
で、話もたけなわ、「小林拓矢」というたった一つのキーワードのみを共通項に集まった面々を前にして、主催者である彼が「終バスの時間なので甲府へ帰る」などとほざいて我々を残して帰りやがったのです!
学生君なんか、こんな小林拓矢のために、はるばる京都から来たと言っているのですぞ。
こういう日くらい、東京に泊まるとか、高速バスより滞在時間を長く取れるJRにするとかしろよってんだ!! ……飲み会をやった高田馬場から西武新宿線で1駅、歌舞伎町へ行けばカプセルホテルくらいいくらでもあるだろうがよ! このスカポンタンめ!!
……要は、「小林拓矢のためなら」ほかの用事を断ってでも集まってくれる面々の存在よりも、新大久保界隈にある安宿代(2000円くらい)や、電車賃とバス賃の差額(およそ2000円)を出し惜しみするほうが優先ということなんです。ええ。よく分かりましたよ。
残された自分は、フリーライターの方から「おいこらタカハシ! お前の鉄道研究会での後輩教育がなってないんだよ!」って、なんで初対面の人から罵られなきゃいけないんだ。。。orz
あのですね、そりゃぁ確かに、サークル飲み会から逃げ出す後輩諸君を力づくで参加させて酒をムリヤリ飲ませるマネは、私が幹事長の時代にはやってませんでしたよ。ええ。それはその通りです。
しかしだな。飲み会主催者がサッサと帰るなんて、そんなことはちっとも教えちゃいねーぞコバヤシタクヤ!! 先輩のこの俺の顔に泥を散々塗りたくって帰りやがって!
所詮は短い縁だったな!!!!
それにしても参加者9人中、大半がスマートフォン所持者で、「帰りやがったコバタクがこんなことをツイートしている」等々、瞬時に把握している光景には、正直、衝撃を受けました。
この人たち、なんだかんだ肩書を自称しつつ、要は定収入のない方々ですよね??
パケット代そのものは定額プランを活用しているのでしょうが、そもそもスマートフォンを買って持つことに何の意味があるのやら、30過ぎのオジサンは考え込んでしまうのです。
1970年代生まれの私と彼ら'80年代生まれの差って、こういうところにあるのかなぁ、と。
んで、この私のブログも含め、ツイッターだの何だのかんだの所詮は「金を生まない」ことに夢中で、「金を生む」仕事をくれる相手に対して文句タラタラ、って、(自分も含めて)あんたらこの社会で生きていく資格ないよ!!
ツイッターでお金……というか、仕事や業績・売上を生み出せるのは、著名ライターや政治家や企業の公式ツイートくらいなものだってんです。勘違いしちゃいけません。
(しかも彼はヒロスエと同じ教育学部!!)
「ロスジェネ=ロストジェネレーション=失われた世代」って、要は、就職氷河期に大学を卒業した世代のことです。
……なんでもカタカナ書きにすればいいってもんじゃねぇぞこのやろう(この言葉を最初に使ったのは朝日新聞)、とは思うものの、
1)「名前さえ書ければ入れる」ような大学が増えた(=大学進学率の上昇)
2)でも、企業側は大卒の新卒一括採用枠をさほど増やしていない
3)既卒採用は「正社員経験者」を条件とする会社が多い(らしい)
4)おまけに不景気
という現代の状況下で、新卒一括採用の枠に漏れてしまった方々には、もはや「契約社員」「派遣社員」「フリーター」「ニート」という道しか残されていない(らしい)現実があります。
#正社員登用制度がある契約社員に一度なってみるなど、やり方はあると思うんですけども。
鉄道会社のように、それまで「大卒=総合職」だったものを、高卒・専門学校卒でしか採用していなかった現業職を大卒にも門戸を広げて募集する業界もありますが、世間全体では上に書いたような環境なのだそうです。
そういえば国家公務員試験は、III種は22歳以上(≒大卒)だと逆に受験資格を失うように制度が変わりましたね。……I種・II種にあぶれた大卒が本来高卒枠のはずのIII種になだれ込んでくるからだとか。
#7年前の就職活動で私が受けた某大手電鉄の方からは、大学進学率が上昇して高卒だけでは必要人数を確保できない……とうかがったんですけども。
鉄道会社の中でも特に門戸の広げ方が顕著な(気がする)JR東日本は、ついに「プロフェッショナル採用(=鉄道事業職採用)」の応募資格を大学院卒にまで広げましたよ……。。。
むかし、国鉄で「学士」(=四大卒 or 鉄道学園の大学課程卒)といえば、本社採用のキャリア組を意味したそうですが、ついに「学士」はおろか「修士」「博士」にも、「新幹線ひかり号コース」(←出世の速さ)に乗るのを最初からあきらめる、という選択肢があるご時勢なのです。
ちなみに私の勤務先は本社採用枠が広すぎて、本社採用者が将来納まりたいと自分勝手に妄想するようなポストの数を、そもそも会社が用意してません。
(=確実に漏れる人が出るどころか、支社採用者でもがんばれば席をぶん取れる現実!=たぶん自分は漏れる側の人)
#だから、私の勤務先では「総合『職』」(=採用時点で将来ふさわしい職を保障している)ではなく「○○『採用』」(=他の採用枠と区別されるのは採用時点だけ)と呼んでいるのです。。。
なぜか2012年4月採用の採用活動では「○○採用(総合職)」などと「職」という名前を復活させちゃって、何のために当時の人事部の担当課長が名前変えたんだ! といったところですが、プライドだけが高いタチの悪い大卒はともかく、人格・実力も伴った「まさに欲しい」学生までが勤務先を受けてくれなくなった=一定の採用レベルを確保できなくなったのでしょう。
「会社を見る目」のある学生にしてみれば、その程度の志望レベルにしか設定されていない会社、というわけで……そして、その「見る目」は的を射ていると私は思いますよ。(マジで)
そんな私に「大卒はいいよなー」なんてクダまいてもムダですから!!>私信
それはさておき小林君は、「早稲田大学卒」というプライドが許さなかったのかどうか知ったこっちゃありませんが、「職を選びすぎて」新卒での就職に失敗し、「フリーライター」という肩書きで現在活躍しています。
……本の著作こそないとはいえ一応、「週刊東洋経済」などに署名記事の執筆歴があるので、箸にも棒にも引っかからない「自称フリーライター」とはワケが違います……とひとまず先輩としてフォローしておきます。
とはいえ、彼の同期が全員就職できなかったのかといえば、ちゃんと公務員や正社員の職を得ている人もいるわけで、リアル小林君を実際に知る者として当時の小泉政権が掲げた「小さな政府=自己責任」をまったく否定はしません。(冗談抜きにマジですぞ小林君!)
さて、前置きは長くなりましたが、実質的に「小林拓矢ブログのオフ会」です。
で、私が彼のブログを読み始めたきっかけは単に「早大鉄研の後輩だから」というだけで、他の人はどんな人が読んでいるのか気になっていました。……いくら週刊誌に署名記事が載ったからといって、ライター名を探してブログを読み始めたくなるほどの記事・そしてブログ内容ではありませんし、、、
そして自己紹介で職業が「正社員」だったのは早大鉄研出身の2人だけで、残りは全員が(自称)「フリーライター」とか「評論家」とか「ルポライター」とか「これから就職活動を始める芸術系大学(=ツブシがきかない)の学生」でした。……要は、同業者や同業になりそうな人が読んでいるだけだったわけですね。
で、話もたけなわ、「小林拓矢」というたった一つのキーワードのみを共通項に集まった面々を前にして、主催者である彼が「終バスの時間なので甲府へ帰る」などとほざいて我々を残して帰りやがったのです!
学生君なんか、こんな小林拓矢のために、はるばる京都から来たと言っているのですぞ。
こういう日くらい、東京に泊まるとか、高速バスより滞在時間を長く取れるJRにするとかしろよってんだ!! ……飲み会をやった高田馬場から西武新宿線で1駅、歌舞伎町へ行けばカプセルホテルくらいいくらでもあるだろうがよ! このスカポンタンめ!!
……要は、「小林拓矢のためなら」ほかの用事を断ってでも集まってくれる面々の存在よりも、新大久保界隈にある安宿代(2000円くらい)や、電車賃とバス賃の差額(およそ2000円)を出し惜しみするほうが優先ということなんです。ええ。よく分かりましたよ。
残された自分は、フリーライターの方から「おいこらタカハシ! お前の鉄道研究会での後輩教育がなってないんだよ!」って、なんで初対面の人から罵られなきゃいけないんだ。。。orz
あのですね、そりゃぁ確かに、サークル飲み会から逃げ出す後輩諸君を力づくで参加させて酒をムリヤリ飲ませるマネは、私が幹事長の時代にはやってませんでしたよ。ええ。それはその通りです。
しかしだな。飲み会主催者がサッサと帰るなんて、そんなことはちっとも教えちゃいねーぞコバヤシタクヤ!! 先輩のこの俺の顔に泥を散々塗りたくって帰りやがって!
所詮は短い縁だったな!!!!
それにしても参加者9人中、大半がスマートフォン所持者で、「帰りやがったコバタクがこんなことをツイートしている」等々、瞬時に把握している光景には、正直、衝撃を受けました。
この人たち、なんだかんだ肩書を自称しつつ、要は定収入のない方々ですよね??
パケット代そのものは定額プランを活用しているのでしょうが、そもそもスマートフォンを買って持つことに何の意味があるのやら、30過ぎのオジサンは考え込んでしまうのです。
1970年代生まれの私と彼ら'80年代生まれの差って、こういうところにあるのかなぁ、と。
んで、この私のブログも含め、ツイッターだの何だのかんだの所詮は「金を生まない」ことに夢中で、「金を生む」仕事をくれる相手に対して文句タラタラ、って、(自分も含めて)あんたらこの社会で生きていく資格ないよ!!
ツイッターでお金……というか、仕事や業績・売上を生み出せるのは、著名ライターや政治家や企業の公式ツイートくらいなものだってんです。勘違いしちゃいけません。