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睡眠薬は飲まなくなりましたが

 病気休職〜復職後しばらくまで、睡眠薬を処方されて服用していました。

 徐々に睡眠薬がなくても眠れる日が増えてくるようになって薬の処方が終わり、その後通院も終わりました。

 ……とはいえ、ときおり眠れない日が続くこともあります。


 私の場合、眠れない日でも寝るときはすんなり寝付けますが、未明に目を覚ましてしまうパターンです。

 夜9時台に就寝したあと午前1時とか2時とかに目を覚まして、睡眠時間が4時間とか5時間台のような日が1日くらいならどうにかなっても、何日か続くとさすがに昼に寝落ちはしないまでもぼや〜っとするようになります。


 ふたたび病院にかかる前にできることはないだろうか……と市販薬の睡眠改善薬などを試してみるわけです。

 以下に書くことはあくまで「私の場合はこうだった」という内容です。


DSC09531.JPG まず有名なところで「ドリエル」です。
 他社から同じ成分と効能で売られているもの(ドリエルより多少は安い)を買ってきて、休日前に試してみました。

 「ドリエルには偽薬効果すらない」という評判も耳にしたことがありましたが、たしかに処方薬(たとえばレンドルミン)のように「飲んで15分後の記憶がない(=寝落ちしている)」というような即効性はありません。

 でも、1時間ほどすると猛烈に眠くなってきます。

 さらに、翌朝になっても薬が残っている感じがしてぼけーっとしてしまいます。これはどうにも困ったものです。処方薬は翌朝スッキリしていたのに、市販薬はこういうところが違うのでしょうか?


 さて、「ドリエル」は抗アレルギー薬の副作用を利用したものだと前に聞いたことがありました。

 いろいろ調べてると、「レスタミンコーワ」という抗アレルギー薬と主成分が同じだということが分かります。
(ただし「レスタミンコーワ」の効能に睡眠改善はうたわれていません)


DSC09532.jpg もともと花粉症に悩まされていることもあり、花粉症シーズンに買ってきてみました。

 所定の服用量は1回3錠を1日3回ですが、自分の場合、寝る前の1回でも花粉症シーズンの鼻水や目のかゆみはじゅうぶん軽減できるように感じています。

 主成分はドリエルと同じとはいえレスタミンコーワは糖衣錠なので飲んだあとの溶け方は違うのだろうと思いますが、飲んで1時間ほどすると猛烈に眠くなるところは同じです。
(なので、1日3回も飲んだら1日中寝てしまうことになりそうです)


 有効成分を見てみると、レスタミンコーワ1回3錠あたりジフェンヒドラミン塩酸塩30mgです。1錠あたり10mgということになります。

 一方、ドリエルの類は1回2錠あたりジフェンヒドラミン塩酸塩50mg……レスタミンコーワ5錠を一気に飲んでいるのと同じです。

 レスタミンコーワ3錠でも十分眠くなるのに、なるほどドリエル(とその類似商品)は翌朝になっても薬の効き目が残っている感じがするわけです。


 花粉症シーズンの終わりには一度にやめずに1回2錠…1錠…と徐々に減らすようにしていますが、寝てしまうのに関しては2錠でも副作用による効果(?)があるのか、未明に目を覚ましてもほどなく寝落ちしてしまいます。

 
 ところで、抗ヒスタミン薬を飲むうえで気をつけなきゃいけないと思うのは、明らかに唾液が減ることです。

 4月に虫歯で歯医者にかかりましたが、花粉症シーズンにこうした薬を飲んでいて寝ている間に唾液が減っていたことと無関係ではなさそうな気がしています。

 寝る前の歯磨きはより一層念入りにする必要がありそうです。


 さて花粉症シーズンが終わり、ふと新聞広告に味の素の「グリナ」というアミノ酸サプリメントの広告を見つけました。

 以前はこういう医薬品でない補助食品は効能をうたえませんでしたが、「機能性表示食品」制度が2015年に始まって「グリシン3000mg配合で睡眠サポート」とズバリ表示をしています。

DSC09472.jpg 「グリナ」は30日分6,415円とずいぶんいいお値段がしますが、食品添加物のグリシンなら1kg1,000円台で手に入ります(Amazon)。……1回3g(=3,000mg)なら1kg買えばおよそ1年分です。

 さっそく取り寄せて寝る前に飲んでみると、医薬品のようなあからさまな効き目(副作用を含めて)としての眠気は感じられないものの、たしかに未明に目を覚ましても目を閉じていればほどなく再び寝入るようになりました。

 また、「ドリエル」などのジフェンヒドラミン塩酸塩による眠気は単に眠くなるだけで睡眠の質を改善するわけではないらしいのですが、グリシンを飲んだ晩は夢を見る回数が少ない気がして、おそらくは深く眠れているのかもしれません。

 Amazonの口コミでは寝る前に6g飲むという人もいましたが、個人的には6gも飲んでみた翌朝もあんまりご利益(?)がなかったような気がして、それ以後は「グリナ」に入っているのと同じ3gを水や牛乳に溶いて飲んでいます。


 しばらく、眠れないと感じるときはグリシンのお世話になることになりそうです。


 余談ですが、手元に残っていた処方薬の睡眠薬(サイレース1mg)を休日前に(自己責任で)飲んでみたことがありました。

 処方されていたころはそれで8〜9時間寝て翌日はスッキリだったのですが、いまになって飲んでみると筋弛緩作用があるのかどうか翌日は日中になっても体がだるく、とんでもない薬を飲んでいたものだ(というか不眠のレベルがとんでもなかった)と思い知りました。。。
(しかもサイレース2mgを処方されていた時期は、その2倍量を服用していたわけです)


 もちろんですが、眠れない日が続くと感じたときは、夕飯でお酒を飲まないようにするとか、夕方以降はカフェイン入りの飲み物を飲まないようにするとか、帰宅したあと自宅でパソコンを使わないとか、(おまじないレベルかもしれないものの)寝る前に牛乳を飲むとか、そういうところから気をつけるようにしています。
author by よんなん
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