50年に一度の生き証人
2010.11.03 Wednesday | よんなん的日常
こんな大それた試合になるとは思いもよらずにやってきました、きょうの神宮球場です。
東京六大学野球春季・秋季リーグ戦最終週終了時点で優勝校が決まらずプレーオフに持ち込まれたのが20年ぶり、早慶プレーオフは50年ぶりだそうです。
しかも、「最終週としての早慶戦」が月曜日に終わって、翌日の11月2日(火)にやらずに祝日の今日へ持ってくるあたり、東京六大学野球連盟は意外にしたたかでした。
東京六大学野球連盟に限らず、あらゆるアマチュア野球大会は、普段なら坦々と平日昼間に開催して「来れるもんなら来てみろ」状態なんですけどね。
#きのう(2日)は通常だとシーズン終了後に行われる新人戦をやっていた
神宮に来て12年目ですが、球場の内外があんな人だかりになっているアマチュア野球の試合、はじめてです。……甲子園や都市対抗だって、あんなにはならないです。
連盟発表で36000人の大観衆だなんて、慶應が「野球が大好きな」立教相手に2回目の引き分けとなった慶立3回戦の1000人(←笑)がウソのようです。
#立教はいつも5位に終わるくせに、土日で1勝1敗だ月曜は引き分けだ何だかんだと結果を引き延ばすことが多く、今シーズンの第3週は水曜でも決着がつかずに次週終了後に持ち越してます。(さすがに木曜・金曜は東都大学野球が優先の模様)
場内の体制ですが、連盟側は「通常の試合」、応援部・応援指導部は「早慶戦(慶早戦)」で、外野に応援用のステージは組み、ブラスバンドの席も確保するものの、観客の入場には「応援席券(500円)」ではなく「外野席券(700円)」が必要、という変則的なシフトでした。
まぁ、連盟にとっては50年に一度の興行収入を得る大チャンスですからね。
テレビ放送も、朝日放送(大阪)系列のsky・A(=CS放送)とNHKがダブル中継です。
自分はマニアなので相変わらず、この写真みたいなところに注目です。
開場(9:30予定がさらに前倒しになった模様)から試合開始(13時)までの時間、内野応援席では演芸や応援練習、チア曲があるんですけど、チア曲のMC嬢は放送研究会(WHK)アナウンス部の2年生。(……同じ早稲田大学の公認サークルでも、アナウンス研究会とは別)
大観衆を前に緊張が極限に達している彼女を支援するのが、ステージ下でカンニングペーパーを出すWHKスタッフや一部のチアリーダーです。
ジャニーズや氷川きよしのコンサートかよ、みたいなうちわは初めてで、オモテには彼女の名前が書いてありましたが、ウラにはしっかりと「間」の文字ですよ。
緊張が極限に達すると次第に早口になて最後には頭がこんがらがっちゃうのは人として自然ですが、カンペ係がジェスチャーで示しても、それすら目に入らなくなっちゃうから、こういうのに書くんですね。たぶん。
#そういえば、前職場の標語も「間」でしたっけ。
#いままでは各職場に標語があって、「信頼と協調」とかいう建前でしかなさそうなものから「一人の△△職はよく会社を代表する」という長いけど具体的なもの、そして一文字でズバリ言い表したものまで……現職場には標語なんてモノがあるのかどうかすら知らんがな!
(あれって群馬エリアだけなんですかね??)
さて、試合は「並みの投手」に成り下がっていた主将が、まさかの7回ノーヒットノーランペースですよ。
8回につかまって一気に7-5まで追いつかれ、これまた興行的に面白い展開です。
とはいえ「応援団の指示に従う」はずの応援席すら、通路は中段チアの動きが取れないありさま(写真)で、もし一部が暴徒化すれば応援部と1塁側管理会社の日本総業(3塁側はシミズオクト)だけでは統制が取れなくなるのは必至でした。
……まぁ、バンドと指揮(リーダー)とチアがいるから、まだこの程度で済んでいたのだとは思いますが。
消防署に怒られるから「36000人」と発表しただけで、実際には4万人近くいたんじゃないでしょうか。(個人的推測)
試合は、慶應が4連勝した勢いを斎藤-大石が見事に食い止めて、10-5で早稲田の勝利。「早稲田スポーツ」が一面見出しにした「『佑』終の美」の通りとなりました。
早稲田キャンパスまでの優勝パレードは警察の管理下で行われる(=デモ行進と同じ)ので時間に制約があるのかどうか、試合終了後のセレモニーは「伝拍(=伝統の勝利の拍手)」だけ。「早稲田の栄光」も、一部で噂されていた「早稲田健児(3番)」もありませんでした。
いつもならバックスクリーンに「優勝 早稲田大学」と表示して選手が集合写真を撮るんですけど、それもなし。
3塁側に残って延々とセレモニーをやっていた慶應の方にあとで聞いたら、1塁側にすっかり誰もいなくなった頃に、ようやく選手が再び出てきてバックスクリーンに表示を出して撮影していたとか……。出待ち対策??
優勝パレードそのものは私の在学中に四連覇もありましたし歩き飽きたので、外苑前の和民へ寄って早稲田側だけでしばしまったりしたのち、三田の「つるの屋」をちょっとのぞきました。
あちら側は今日勝って三田へパレードで帰ってくるつもりで定休日だった店を開けてもらった手前、キャンセルするわけにも行かずお通夜のような飲み会をやっているらしい……と聞いていましたが、応援指導部4年やそのOBが「塾生注目!」をやっては店じゅうの塾生・塾員が肩を組んで「若き血」「慶應賛歌(3番)」などで大いに盛り上がっておりました。
とはいえ、「塾注」の中身は「今日で終わってしまった」「悔しい」というもので、早稲田の4年にはこのあと「神宮大会」という舞台が用意されてるのと違い、勝ったか負けたかの明暗がこれほどにまで違う早慶戦も、そうそうなかったと思います。
某マイミク氏に見つからないように、用のある方だけに声をかけて帰ろうとした瞬間に某マイミク氏に見つかってしまい、私は命からがら逃げ延びましたが、もう一人は捕まって殴る蹴るの暴行(笑)を受けながら「K君(=応援指導部主務)最後の『慶應賛歌』を見てから帰れ」と連れ戻されてゆきました……。。。
東京六大学野球春季・秋季リーグ戦最終週終了時点で優勝校が決まらずプレーオフに持ち込まれたのが20年ぶり、早慶プレーオフは50年ぶりだそうです。
しかも、「最終週としての早慶戦」が月曜日に終わって、翌日の11月2日(火)にやらずに祝日の今日へ持ってくるあたり、東京六大学野球連盟は意外にしたたかでした。
東京六大学野球連盟に限らず、あらゆるアマチュア野球大会は、普段なら坦々と平日昼間に開催して「来れるもんなら来てみろ」状態なんですけどね。
#きのう(2日)は通常だとシーズン終了後に行われる新人戦をやっていた
神宮に来て12年目ですが、球場の内外があんな人だかりになっているアマチュア野球の試合、はじめてです。……甲子園や都市対抗だって、あんなにはならないです。
連盟発表で36000人の大観衆だなんて、慶應が「野球が大好きな」立教相手に2回目の引き分けとなった慶立3回戦の1000人(←笑)がウソのようです。
#立教はいつも5位に終わるくせに、土日で1勝1敗だ月曜は引き分けだ何だかんだと結果を引き延ばすことが多く、今シーズンの第3週は水曜でも決着がつかずに次週終了後に持ち越してます。(さすがに木曜・金曜は東都大学野球が優先の模様)
場内の体制ですが、連盟側は「通常の試合」、応援部・応援指導部は「早慶戦(慶早戦)」で、外野に応援用のステージは組み、ブラスバンドの席も確保するものの、観客の入場には「応援席券(500円)」ではなく「外野席券(700円)」が必要、という変則的なシフトでした。
まぁ、連盟にとっては50年に一度の興行収入を得る大チャンスですからね。
テレビ放送も、朝日放送(大阪)系列のsky・A(=CS放送)とNHKがダブル中継です。
自分はマニアなので相変わらず、この写真みたいなところに注目です。
開場(9:30予定がさらに前倒しになった模様)から試合開始(13時)までの時間、内野応援席では演芸や応援練習、チア曲があるんですけど、チア曲のMC嬢は放送研究会(WHK)アナウンス部の2年生。(……同じ早稲田大学の公認サークルでも、アナウンス研究会とは別)
大観衆を前に緊張が極限に達している彼女を支援するのが、ステージ下でカンニングペーパーを出すWHKスタッフや一部のチアリーダーです。
ジャニーズや氷川きよしのコンサートかよ、みたいなうちわは初めてで、オモテには彼女の名前が書いてありましたが、ウラにはしっかりと「間」の文字ですよ。
緊張が極限に達すると次第に早口になて最後には頭がこんがらがっちゃうのは人として自然ですが、カンペ係がジェスチャーで示しても、それすら目に入らなくなっちゃうから、こういうのに書くんですね。たぶん。
#そういえば、前職場の標語も「間」でしたっけ。
#いままでは各職場に標語があって、「信頼と協調」とかいう建前でしかなさそうなものから「一人の△△職はよく会社を代表する」という長いけど具体的なもの、そして一文字でズバリ言い表したものまで……現職場には標語なんてモノがあるのかどうかすら知らんがな!
(あれって群馬エリアだけなんですかね??)
さて、試合は「並みの投手」に成り下がっていた主将が、まさかの7回ノーヒットノーランペースですよ。
8回につかまって一気に7-5まで追いつかれ、これまた興行的に面白い展開です。
とはいえ「応援団の指示に従う」はずの応援席すら、通路は中段チアの動きが取れないありさま(写真)で、もし一部が暴徒化すれば応援部と1塁側管理会社の日本総業(3塁側はシミズオクト)だけでは統制が取れなくなるのは必至でした。
……まぁ、バンドと指揮(リーダー)とチアがいるから、まだこの程度で済んでいたのだとは思いますが。
消防署に怒られるから「36000人」と発表しただけで、実際には4万人近くいたんじゃないでしょうか。(個人的推測)
試合は、慶應が4連勝した勢いを斎藤-大石が見事に食い止めて、10-5で早稲田の勝利。「早稲田スポーツ」が一面見出しにした「『佑』終の美」の通りとなりました。
早稲田キャンパスまでの優勝パレードは警察の管理下で行われる(=デモ行進と同じ)ので時間に制約があるのかどうか、試合終了後のセレモニーは「伝拍(=伝統の勝利の拍手)」だけ。「早稲田の栄光」も、一部で噂されていた「早稲田健児(3番)」もありませんでした。
いつもならバックスクリーンに「優勝 早稲田大学」と表示して選手が集合写真を撮るんですけど、それもなし。
3塁側に残って延々とセレモニーをやっていた慶應の方にあとで聞いたら、1塁側にすっかり誰もいなくなった頃に、ようやく選手が再び出てきてバックスクリーンに表示を出して撮影していたとか……。出待ち対策??
優勝パレードそのものは私の在学中に四連覇もありましたし歩き飽きたので、外苑前の和民へ寄って早稲田側だけでしばしまったりしたのち、三田の「つるの屋」をちょっとのぞきました。
あちら側は今日勝って三田へパレードで帰ってくるつもりで定休日だった店を開けてもらった手前、キャンセルするわけにも行かずお通夜のような飲み会をやっているらしい……と聞いていましたが、応援指導部4年やそのOBが「塾生注目!」をやっては店じゅうの塾生・塾員が肩を組んで「若き血」「慶應賛歌(3番)」などで大いに盛り上がっておりました。
とはいえ、「塾注」の中身は「今日で終わってしまった」「悔しい」というもので、早稲田の4年にはこのあと「神宮大会」という舞台が用意されてるのと違い、勝ったか負けたかの明暗がこれほどにまで違う早慶戦も、そうそうなかったと思います。
某マイミク氏に見つからないように、用のある方だけに声をかけて帰ろうとした瞬間に某マイミク氏に見つかってしまい、私は命からがら逃げ延びましたが、もう一人は捕まって殴る蹴るの暴行(笑)を受けながら「K君(=応援指導部主務)最後の『慶應賛歌』を見てから帰れ」と連れ戻されてゆきました……。。。