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哺乳瓶いろいろ

 娘が生まれて最初に使い始めた哺乳瓶は、ピジョンの「母乳実感」でした。
(哺乳瓶は病院が用意するのではなく持ち込む)

 ミルクを哺乳瓶でゴクゴク飲んでくれるのはよかったものの、母乳を吸おうともしないのに困りました。……私は母乳が出ません(!)から完全母乳にする気はないものの、初乳は飲んでもらわないと、程度には思います。


 母乳も吸われないと出ないので、まず吸ってくれないことには、と思うのですが、ちょっと吸えば出る(であろう)哺乳瓶があるのに誰が母乳をわざわざ吸おうとするでしょうか。

 何も飲まなでいるのも困るので、しばらくたって飲まないと哺乳瓶でミルクを与えるのですが、これでは「別にわざわざ母乳を吸わなくても、嫌がって待っていれば哺乳瓶のミルクがやってくる」と学習させているようなものではないか、と思うようになりました。

 それを妻に伝えるとさっそく妻が手配したのが、同じピジョンから出ている「母乳相談室」。……かなり吸いにくい乳首になっていて、「母乳を嫌がっていれば吸いやすい哺乳瓶がやってくる」という環境からは決別できます。


 こうしてようやく母乳をいくらか吸ってくれるようにはなったものの、どういうことか左は吸うものの右はギャン泣きして受け付けないありさまです。

 哺乳瓶の乳首は成長に合わせて(飲む量に合わせて)穴が大きいものに取り替えてゆくのですが、「母乳相談室」は完全母乳(いわゆる「完母」)への移行を前提にした商品なのか乳首が新生児用のSSサイズしかないことや、夜間の授乳も「さっさと授乳を終えて寝たい」という大人の都合なども相まって、結局、搾乳機をレンタルして一定量の母乳は哺乳瓶で与えることになり、再び「母乳実感」に戻っていまに至っています。
author by よんなん
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