仙石東北ライン乗りつぶしと女川駅探訪
2021.07.18 Sunday | よんなん的旅行 > 2021年の旅行
「土曜か日曜のどっちか1日出かけてきていいよ」
と金曜の夜に妻が言い出しました。……もともとこの土日は妻の実家へ行く予定だったのが、娘が金曜に保育園で熱を出して取りやることになっていたところです。
その代わり、僕が出かけない日は妻が近隣のビジネスホテルのデイユースでのんびりさせてもらう、とのことで、土曜は旅程を練りつつ娘と家で過ごして日曜に出かけることにしました。
日曜日の朝5時に起きて6時半に家を出て、東京駅で朝食に弁当や飲み物を買って7:32発の「はやぶさ・こまち5号」に乗ります。
目下、新幹線改札内では酒類が売られていませんが、新幹線改札外(在来線改札内)のNEWDAYSでは豊富な品ぞろえで売られていましたよ。
仙台で仙石東北ラインの石巻行き特別快速に乗り換えて、未乗だった松島〜高城町を乗りつぶし、震災復旧で新線に付け替えられた陸前大塚〜陸前小野にも乗ります。……今日の最大の目的はこれで、あとは陸前小野なり石巻から引き返して帰ってもよいのですが、せっかく日帰りとはいえ旅に出たのなら温泉に入りたいし、おいしいものを食べたいです。
駅舎に日帰り温泉がある女川まで足を延ばすことにして、石巻で乗り換えて11:02着。
駅から港までの間にある商業施設や震災以降の交番跡をひとまわりして、昼食に目星をつけていた「ニューこのり」へ。入店すると列ができていて、順番待ちの受付機には50分待ちと表示されています。が、順番が来ると電話で呼んでくれるシステム(店内で待っていなくてもよい)でした。
50分あればひと風呂浴びてこれるな、と駅へ戻ると、なんと駅舎2階の日帰り温泉は休みでしょんぼりです。……スマホで調べると、5月1日の地震で窓ガラスが割れて原因調査に時間を要しているとか。そういえば駅舎2階の窓に大きく養生されている部分があります。
地震で割れたのに原因の調査だなんて、そんなものガラスを交換して営業再開すればよいのに……と恨み言の一つや二つ出てきますが、女川駅から出る列車は13:21までないので、駅周辺で過ごすほかありません。
女川町の予想最高気温は31℃、天気は晴れで、酷暑日ではないとはいえ積極的に足を延ばして歩きたい陽気ではないです。
商業施設をもう一回りして、昼食の順番待ち中ではあったものの、店頭で炭火焼きしていた「ほや串」(500円)が気になってテラスで食べます。注文すると「どれにしますか?」と聞かれ、逆に「どれがおいしいですか?」と聞くと「大きいのがおいしいです」とのことで、1串に大きめのが3つ刺さったのをいただきます。ホヤは初体験でしたが、においなどは気にならず、塩気がきいていてお酒が欲しくなるおいしさでした。
商業施設の中に交流施設があって、休憩できるスペースがあるかと思いきや館内には特にそういう場所もなく、入口わきの日陰にあったベンチに腰掛けてパソコンを広げつつ過ごします。梅雨も明けて湿度は高いはずですが、気温はそれほど高くないのか日陰はそれなりに快適です。……そんなことをしているうちに12:12ごろに電話が鳴り、「ニューこのり」に戻ります。
「ニューこのり」はテレビドラマ「孤独のグルメ」にも登場した店で、ドラマでの主人公にならえば海鮮丼と穴子天を食べることになりますが、海鮮丼は地元でも食べられるので、うに丼を食べることにします。でも穴子天も食べたくなり「欲張りこのり丼(うに)」(半うに丼と半穴子天丼のセット)を注文。
直前にホヤなどという味の濃いものを食べてしまったからか、うに丼は期待していた割に薄味に感じましたが、穴子天は肉厚で満足しました。……ビールも飲んで会計は3,410円。お金に糸目をつけないところだけは「孤独のグルメ」主人公なみでした。
13:21発の列車は12:49に入線するので、会計を済ませたら駅に戻り、冷房の効いた車内で発車まで待ちます。来た道を引き返して、石巻で同じように仙石東北ラインに乗り換えて(来たときと同じ車両でした)仙台駅に戻ります。
途中(来るときは気付かなかった)野蒜駅から旧線の野蒜駅(こちらも震災遺構で残されている)が見えて、高校生の頃に鉄道研究部の合宿で野蒜駅で降りて近くのユースホステルに泊まった(そのユースホステルも震災で宿を閉じました)ことを思い出しつつ、仙台駅14:58着。
仙台駅は新型コロナウイルス禍が嘘のような人出で、妻へのみやげを買うつもりだった駅3階の「ずんだ茶寮」は行列ができています。……2階のもう1店舗のほうはまだ列が短かったのでそちらでみやげを買い、(なぜか列がなかった)3階のイートインコーナーでずんだシェイクを飲んでから、「はやぶさ・こまち28号」車中の人になります。
きのうシートマップで見た時は空席だらけだったはずの車内は、いつきっぷが売れたのか前後左右の2人掛け(こまち編成の指定を取った)にそれぞれ人がいる盛況ぶりです。
車内でノートパソコンを広げてこの記事の下書きをしていたらあっという間に大宮・上野と過ぎて、東京駅に着いたら夕飯を食べることにします。
……八重洲地下街のいきなり!ステーキでも行くかと思っていましたが、東京都内の店舗は酒類が出ないのを思い出してやめて、グランスタを物色して羽田市場の回転寿司で食べて帰りました。さすが飛行機でネタを運んでくるのと東京駅の中で営業しているのだけあって、ほんの6皿で2,220円になってしまいました。
と金曜の夜に妻が言い出しました。……もともとこの土日は妻の実家へ行く予定だったのが、娘が金曜に保育園で熱を出して取りやることになっていたところです。
その代わり、僕が出かけない日は妻が近隣のビジネスホテルのデイユースでのんびりさせてもらう、とのことで、土曜は旅程を練りつつ娘と家で過ごして日曜に出かけることにしました。
日曜日の朝5時に起きて6時半に家を出て、東京駅で朝食に弁当や飲み物を買って7:32発の「はやぶさ・こまち5号」に乗ります。
目下、新幹線改札内では酒類が売られていませんが、新幹線改札外(在来線改札内)のNEWDAYSでは豊富な品ぞろえで売られていましたよ。
仙台で仙石東北ラインの石巻行き特別快速に乗り換えて、未乗だった松島〜高城町を乗りつぶし、震災復旧で新線に付け替えられた陸前大塚〜陸前小野にも乗ります。……今日の最大の目的はこれで、あとは陸前小野なり石巻から引き返して帰ってもよいのですが、せっかく日帰りとはいえ旅に出たのなら温泉に入りたいし、おいしいものを食べたいです。
駅舎に日帰り温泉がある女川まで足を延ばすことにして、石巻で乗り換えて11:02着。
駅から港までの間にある商業施設や震災以降の交番跡をひとまわりして、昼食に目星をつけていた「ニューこのり」へ。入店すると列ができていて、順番待ちの受付機には50分待ちと表示されています。が、順番が来ると電話で呼んでくれるシステム(店内で待っていなくてもよい)でした。
50分あればひと風呂浴びてこれるな、と駅へ戻ると、なんと駅舎2階の日帰り温泉は休みでしょんぼりです。……スマホで調べると、5月1日の地震で窓ガラスが割れて原因調査に時間を要しているとか。そういえば駅舎2階の窓に大きく養生されている部分があります。
地震で割れたのに原因の調査だなんて、そんなものガラスを交換して営業再開すればよいのに……と恨み言の一つや二つ出てきますが、女川駅から出る列車は13:21までないので、駅周辺で過ごすほかありません。
女川町の予想最高気温は31℃、天気は晴れで、酷暑日ではないとはいえ積極的に足を延ばして歩きたい陽気ではないです。
商業施設をもう一回りして、昼食の順番待ち中ではあったものの、店頭で炭火焼きしていた「ほや串」(500円)が気になってテラスで食べます。注文すると「どれにしますか?」と聞かれ、逆に「どれがおいしいですか?」と聞くと「大きいのがおいしいです」とのことで、1串に大きめのが3つ刺さったのをいただきます。ホヤは初体験でしたが、においなどは気にならず、塩気がきいていてお酒が欲しくなるおいしさでした。
商業施設の中に交流施設があって、休憩できるスペースがあるかと思いきや館内には特にそういう場所もなく、入口わきの日陰にあったベンチに腰掛けてパソコンを広げつつ過ごします。梅雨も明けて湿度は高いはずですが、気温はそれほど高くないのか日陰はそれなりに快適です。……そんなことをしているうちに12:12ごろに電話が鳴り、「ニューこのり」に戻ります。
「ニューこのり」はテレビドラマ「孤独のグルメ」にも登場した店で、ドラマでの主人公にならえば海鮮丼と穴子天を食べることになりますが、海鮮丼は地元でも食べられるので、うに丼を食べることにします。でも穴子天も食べたくなり「欲張りこのり丼(うに)」(半うに丼と半穴子天丼のセット)を注文。
直前にホヤなどという味の濃いものを食べてしまったからか、うに丼は期待していた割に薄味に感じましたが、穴子天は肉厚で満足しました。……ビールも飲んで会計は3,410円。お金に糸目をつけないところだけは「孤独のグルメ」主人公なみでした。
13:21発の列車は12:49に入線するので、会計を済ませたら駅に戻り、冷房の効いた車内で発車まで待ちます。来た道を引き返して、石巻で同じように仙石東北ラインに乗り換えて(来たときと同じ車両でした)仙台駅に戻ります。
途中(来るときは気付かなかった)野蒜駅から旧線の野蒜駅(こちらも震災遺構で残されている)が見えて、高校生の頃に鉄道研究部の合宿で野蒜駅で降りて近くのユースホステルに泊まった(そのユースホステルも震災で宿を閉じました)ことを思い出しつつ、仙台駅14:58着。
仙台駅は新型コロナウイルス禍が嘘のような人出で、妻へのみやげを買うつもりだった駅3階の「ずんだ茶寮」は行列ができています。……2階のもう1店舗のほうはまだ列が短かったのでそちらでみやげを買い、(なぜか列がなかった)3階のイートインコーナーでずんだシェイクを飲んでから、「はやぶさ・こまち28号」車中の人になります。
きのうシートマップで見た時は空席だらけだったはずの車内は、いつきっぷが売れたのか前後左右の2人掛け(こまち編成の指定を取った)にそれぞれ人がいる盛況ぶりです。
車内でノートパソコンを広げてこの記事の下書きをしていたらあっという間に大宮・上野と過ぎて、東京駅に着いたら夕飯を食べることにします。
……八重洲地下街のいきなり!ステーキでも行くかと思っていましたが、東京都内の店舗は酒類が出ないのを思い出してやめて、グランスタを物色して羽田市場の回転寿司で食べて帰りました。さすが飛行機でネタを運んでくるのと東京駅の中で営業しているのだけあって、ほんの6皿で2,220円になってしまいました。