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11年遅れの人生

 2月に復職をして、2月と3月は有給休暇の消化も兼ねて週3〜4日勤務からスタートさせて、4月から週5日勤務になりました。

 4月の第1週は順調で、あっという間に月曜から金曜までが終わりました。

 いい感じなんじゃない? と思ったのもつかの間、第2週からは次第に疲れが溜まる一方になりました。

 最終週だった今週は、火曜の終わりごろにはかつての金曜の終わりくらいに疲れ果てていて、水・木・金、と、よく会社を休まなかったものだと思いました。

 ……来週なんかとても続かない、、、というタイミングで1週間休みなのでどうにか持ちこたえた感があるのですが、きのうの主治医の先生のお話では「長期連休なんかないほうがいいです」「いまがつらい時期ですが体が慣れようとしているときです」だとか。


 いつまで続くんだろうなぁ……月曜から金曜まで会社へ通うだけでこんなにつらいなんて、何の仕打ちなんだろうか、俺は何か悪いことでもしたのか、とふと思ったりするのです。

 「存在自体が害悪なんだよバーカ」という結論しか思い浮かばないんですけども、たまたまそのとき風呂に入っていたからか、とち狂ったように浴槽の湯をぶちまけてアウアウアーしていました。

 実家だったら親がすっ飛んできてぶん殴られていたと思いますな。……一人暮らしだから表面化しないだけの話です。


 来月末に親と温泉へ行くのですが、いっそ、旅館の人に警察か消防でも呼ばれて黄色い救急車で運ばれてしまったほうがいいんじゃないか、とすら思います。


 自分が新宿へ転勤したときの人事担当の方について「あの人とうまく折り合える人はそういない」という、なぐさめているんだかなんだかよく分からない話がどこからともなく耳に入ってきましたけれども、新宿へ転勤してから2年半くらいを棒に振っているわけです。

 まだまだ使い物にならない日々は続くと思うので、サラリーマンのキャリアとしては3〜4年くらい遅れて人生を送ることになるのでしょうか。

#もしかすると二度と日の目を見ないんじゃないかという気すらしているがな!!


 ここから非常に子どもじみた話をします。


 1978年度生まれの人がストレートで大学を出て就職してれば2001年からキャリアを積んでいます。社会人12年目です。社会を背負って立つ代表的な世代といえるでしょう。

 自分はただでさえ大学入るのに1年+大学を出るのに2年余計にかかって2004年に社会人になったので、サラリーマンになった時点で「3年遅れ」という感覚がありました(←自分が高校のとき中高一貫校で同じ部活にいた中学生の後輩君がいまや入社同期です)が、これが6〜7年遅れになることは確実です。

 いや、勤務先は大学なんか出てなくてもやる気と能力次第でいくらでも登用されるところなので、1997年に就職した人と比べれば入社時点で7年、おまけに休職やら何やらでプラス3〜4年したら10〜11年遅れです。

 勤務先の場合、本社採用だと2年ぶんゲタを履かされるので、差し引いて8〜9年。

 今年34歳になるっていうときに、25〜26歳の人に追いつかれている(その間の人たちにはとっくに抜き去られている)計算です。


 そういう人生を送るつもりで(そこそこ立派な)大学の修士課程まで終えたんだとしたらマヌケもいいところでありまして、高校を出たら働き始めたほうがよほどおりこうさんでした。


 出世がどうこうなどとつまらないことを言うつもりはなくて、そこそこ充実した幸せな人生を送れているのなら、別にそんなことどうでもいいんでありますけれども、冒頭に書いたように、何かの仕打ちか罰ゲームか、と思うような日々を送っているわけです。……恵まれているのは「クビにならなかった」という待遇だけです。

 9年遅れているのなら、定年が9年延びるのか、仮に定年がない地位に到達したとしても、人生が9年延びるのか、といえばとんでもない話で、残りの時間は決まっています。


 しかも、家庭のことなんかかえりみず仕事に熱中して残業しまくろうが家に帰らなかろうが好き勝手して、勤務先の中の人という立場を使って世の中を変えちゃう、なんてことは、本来、独り身でいる今だから、管理職じゃない実務者レベルの今だからこそいくらでもできることだろうと思うのですけども。


 私の勤務先について「好きなことを仕事にできて楽しいでしょう」とよく言われます。

 が、一日中オフィスに引きこもって白と黒とちょっと赤や青が入っただけの図面ばかり見て過ごす毎日の何が楽しいのか全然分かんないんだ。orz

 楽しさを理解するには好きになることだ、好きになるにはまず1年続けてみろ自分、人事面談で何か言いたければそれからだ、と思いましたさ! 2年前の今ごろに。

 で、1年続くどころかその前にドクターストップになって、休職して、とりあえず復帰はして、決まりだから元の職場にいったん戻って、3か月経って「今ここクマー」というやつです。


 人生がこんな行く末であることを、小学生や高校生時代の自分が知ったらどう思うやら、と考えると、目から汗が出てきてしょうがないってもんです。
author by よんなん
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